産婦人科は皆が笑顔になれる診療科です

病院の『科』でお世話になる事が最も少ないのが産婦人科ではないかと思います。妊娠した人しか来る事がありませんから、それもそうでしょう。そんな場所ではありますけど、看護師ならば一度くらいはここで働いてみるのも良さそうです。それは別に、お給料が高いからという事ではありません。それに関しては他の科と特に違いは無いでしょう。

注目するべきはその様な面ではありません。では何の事かと言えば、新しい命の誕生を間近で見る事ができるという一点につきます。一人の女性が母親になる瞬間を目撃するという機会は普段の暮らしの中では基本的には無いはずです。ビデオ等では、その様な場面を収録した物を見る事ができるかもしれませんが、それはあくまで既に編集されたものであって、実際にその女性と共に過ごすからこそ理解できる面があると思うのです。

どれくらい事実かはともかく、産婦人科に勤めた経験がある看護師は、その後に出産する割合が高いのだそうです。これはおそらく近くで見ている事が大きく影響しているのでしょう。想像の世界では無く、現実を見る事によって出産に対する恐怖感等が薄れると共に、それに伴う喜びを知ることができるからではないかと思われます。

出産に苦しむ妊婦さんを見るのは確かに大変な面もありますが、やりがいも大きいものです。確かに出産は苦痛がありますが、それを終えた後は皆が笑顔になれるという特徴があります。これは他の診療科では決して味わう事の出来ない感覚でしょう。例外も僅かにあるかも分かりませんが、原則として産婦人科のみと考えても間違いではないと言えます。

看護師としての仕事に関してですが、やはり患者さんが楽になる様にサポートするのが基本となります。相手の気持ちになりましょうとはよく聞きますけど、実際にそれを実行するとなると簡単ではないものなのです。それまで自分中心で生きてきた人でも、ここでは患者さんを中心にして物事を進めて行く様にすべきなのです。